秋の新刊
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気になっていたkonaサロン、増沢恵子さん、高橋雅子さんの本を一気に見つけた上に、
Fumiさんの出たばかりの三冊目、高山なおみさんの毎日の食卓を取り続けた写真いっぱいの新刊、
それに、大好きなブログ「食卓の風」のpinotさんの初めて出版なさった本もやっと手に取ることができました。

二週間という、短くてこれまでになく忙しい日本滞在。
最初の一週間は、テレビを見たり新聞を広げる余裕もなかったのですが、
翌週一度だけ、社会保険事務所に遺族年金の手続きを、母の代わりにするために行った柏で、
番号札を取ってから待ち時間三時間、お昼を食べて本屋で立ち見、そしてデパ地下の食料品。

「日本のパンならスーパーのでもおいしい~」って聞くけど、そうかな、気持ちのせいかな、あんまり...で、
朝から白いご飯のほうが、いとこのエミちゃんがわざわざ持ってきてくれた新米だったからかもしれないけど、
これは何もおかずがなくて海苔だけでも素晴らしくおいしくて毎日でも。
やっとこの日、柏でドンクのパンにお目にかかれて、そうそう、この味。安心できる日本のおいしいパン。

こんな時でも、せっかく日本に来たのだから、買い物したい、おいしいものを食べたい、
という自我が出てしまう自分が情けない...
それでも、いつもならケーキに飛びつくのに、気がついたら一度も食べていなかったし、
お菓子の本にも手が伸びていなかった...
心にゆとりがないと、お菓子を欲しないのかもしれませんね。
パンは食べることも作ることも、命の糧というか、活きる力を与えてくれるように私には思えます。





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最後の成田空港でも本を買っていましたね。
第一ターミナルは日系航空会社が入ってないので、お店も第二に比べると少なめだったのですが、
改装したようで、ユニクロにMUJI、TSUTAYAの本屋さんは以前の倍以上の広さになっていました。
「あ~、回転寿司もできたよ~」のタコの嬉しそうな声に、そういえば夕方のフライトなのに、
朝軽く食べただけだったことを思い出して、どうせユナイテッドの機内食はいつも同じ悲惨な内容だし...
と入ってみたら、生のサンマとかもあって普通にちゃんとしたお寿司。タコもよく食べていました。

本屋さんに入ると、まずは話題の「1Q84」が平積みになっていて、おぉ~と思ったのですが、
ほかの荷物もあるし上下二冊は重いな~
それにフィクションを読むと余計に気持ちが↓になりそうで、ここは感情移入しなくてもいい(?)ノンフィクション。
「女性の品格」もふふ~んと思うとこ多かったので、(今さら遅いかもしれないけど)期待して同著者の「親の品格」。
’2009年新書上半期第一位!’の帯にも惹かれて「悩む力」。
ダンディな著者の密かなファンではありますが、書いたものを読むのは初めて。
英語関係の本もいつも買ってくるのですが、’完全マスター’とか’TOEIC900点突破!’とか理想が高くて
実力に見合わない本ばかり選んで、最後まで終わったためしがない。
今回のは文庫本でどれも一行の短文ばかり。でも言えそうで出てこない日常会話で役立ちそうなフレーズも多いと期待。
もちろん、パリに行く予定など全くありませんが、’パリの日常を歩こう。’...現実逃避ですね。


このたびの急な二週間の日本行きは、父にお別れをするためでした。

この数年病気がちで何度か入院することもあり、思い返せば去年の夏、日本を離れる日、
空港に向かう途中によった病室でいつものように片手を挙げて、「じゃ、また来年ね。」と声をかけてくれたのが、
私が覚えている父の最後の元気な姿となってしまいました。
今年に入ってからは一度も入院することなく、電話もよくかけてきてくれたので、父のことは気にかかりながらも安心してしまい、
実は去年の年末に、年賀状を出しに行った母が転んで腕を折って、どこもお休みで不便で寂しいお正月を送っていたので、
今年はそういうことのないように、12月に日本に帰ることにしてしまったのです。
マイレージで飛行機のチケットを取ったので、その日程を知らせるために電話をすると、
「そんなに待てないなぁ...」と気弱な言葉。
「そんなこと言わないで。たった三ヶ月、すぐに経つから。」と簡単に答えてしまったのですが、
「具合が悪くなって入院した」と母から電話があったのがその一週間後。
でも、今までも入院は何度もしているし、お医者さんもすごく悪いとは言っていないということなので、
タコの学校もあるしどうしよう~と迷っているうちに、翌々日。
「今夜中だけど病院から急に悪くなったと電話で呼ばれたから。」

悲しい毎日ですが、父を失った寂しさはまだ実感できずに、
ずっと遠くに暮らしていて寂しかっただろうに...夏に一週間でも帰っていれば...電話ももっと頻繁にかければよかった...
もっといつも暖かい言葉をかければよかった...と、父に対してできなかったことへの後悔や申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それと同時に、親戚、近所の方々、父のお友達、など今回のことでお世話になった
みなさんの暖かさとお力添えにはどれだけ助けられたことでしょう。
感謝の気持ちと共に、無力な自分が情けない...

コロラドに戻って、時差ボケもなくタコは元気に学校に行って日常が戻って気が緩んだのか、
今日は一日、鉛が頭の上に乗っかっているような日でした。
明日からはまた、がんばらなくては~
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by Wingco | 2009-10-06 19:10 | 雑貨 | Trackback | Comments(23)
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Commented by at 2009-10-06 20:52 x
ここ数年私の父も手術を重ねて決して万全な健康状態ではありません。でも心のどこかで心配しながらも、いつまでも家族全員各々元気に暮らして行くものだと思い込んでおり、国内なのに子供の成長に伴って帰省の回数はどんどん減るばかりです。
ご心痛お察しいたします。お父様のご冥福をお祈りいたします。
Wingさんが早く元気になれますように。
Commented at 2009-10-06 21:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 小夏 at 2009-10-07 00:37 x
Wingさん、
このたびの急な日本入り、かねてから伺っておりましたお父様が季節の
変わり目でお加減が芳しくないのかしらと心配しておりましたが、まさか
思いがけないお悲しみ、、あまりのことに目を疑い、何度も神妙に拝見い
たしました。なんとお悔み申し上げたらよろしいのか言葉に窮しております。
お父様とはお電話でお話した事がございます。いっぺんでお優しく毅然と
されて尊敬できる方なのだと思いました。
ご一家の皆様のご悲嘆いかばかりかとお察し申し上げます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

Wingさん、どうぞくじけず元気を出してくださいね。
頭に鉛がのかってもそれが娘ってものですもの。。。
そして、力強く立ち上がって笑顔がでてきますように・・。きっと上のほうか
らお父様は見守ってくださっていると思います。
Commented by ろくろく at 2009-10-07 03:50 x
あらっ、日本に急に・・・と思ったら。
離れているとなかなか急に駆けつけられません、それは日本国内でも同じことです。
「こうすればよかった」といろいろ思うことはおありでしょうが、お父様は、Wingさんとご家族が、どこに居ても、健康で幸せに暮らせていることが、先ずは嬉しかったと思います。
近くに居ても、居るだけでなにもできないことも多いですし。

ご冥福を心よりお祈りします。
Commented by DORA at 2009-10-07 06:26 x
お電話いただいてからどうされているかとても気になっておりました、御尊父様のご逝去を、心よりお悔やみ申し上げます。悲しいお気持ちの中、今は残されたお母様のことをとても心配されているのではないでしょうか? 心中お察しいたします。
Commented by DORA at 2009-10-07 07:37 x
訂正: ご心痛お察しいたします
ごめんなさい
Commented at 2009-10-07 11:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by studiopinot at 2009-10-07 16:34
お父様の事残念でしたね。
でも心にはずっと元気な姿でいてくださるはず
お疲れを取ってまた元気なwingさんになってくださいね。

実は私も、海外生活の間に父をなくしました。
何故もっとああしてこうしてあげられなかったのかと、しばらく落ち込みましたが普段どおりの生活を送ることが父の望みと思い気持ちを変えることが出来ました。

「おいしいから、何度でも」をお求めくださりありがとうございました
お役に立てれば幸いです。
Commented by Wingco at 2009-10-08 09:10
★皿さん、
温かいメッセージをありがとうございます。
皿さんのお風邪のほうはよくなりましたか?
日本では大きな台風が近づいているとのこと、大変ですね。
私がいた最初の週はとてもよいお天気で、本当によかった。
ご実家は北海道でした?すぐには行けない距離、ご心配ですよね。
Commented by Wingco at 2009-10-08 09:15
★mimiさん、
温かいメッセージをありがとうございます。
まだぼんやりした感じで日本での疲れが出ているのかな?
半分なまけているのかもしれませんね。
時々そちらにも覗きに伺っているのですよ。
まだまだお忙しいのでしょうか、更新が待ち遠しいです。
Commented at 2009-10-08 09:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Wingco at 2009-10-08 10:46
★小夏さん、
温かいお言葉をありがとうございます。
ちょうどメールもいただいたのに、お返事が遅くなってごめんなさいね。
父との電話、覚えていてくださってありがとうございます。
短い間でしたが、たくさんの父を知る方から生前のエピソードをたくさんお聞きできて、
いろいろな父の姿を知ることができました。
元気なうちにもっと話をしておけばよかった...とまた後悔です。
兄弟もいないし、母も一人暮らしとなってしまって、
まだまだ心配なこと、やらなくてはならないことがいっぱい。
ぼーっとしてはいられないのですけどね。
Commented by Wingco at 2009-10-10 08:21
★ろくろくさん、
温かいメッセージをありがとうございます。
ろくろくさんも海外生活が長いですから、日本のご家族のことが
いつも気にかかっていらっしゃるでしょうね。
父はずっと、遠くに暮らしていることについて反対とか寂しいとか
言ったことはなかったのですが、
今年は、帰ってくる気はないのか?(ずっと日本に)と何度か聞かれました。
元気ならともかく、病気だったのに...一年でもそばで暮らせばよかった...
愚痴ばかりでごめんなさいね。
Commented by Wingco at 2009-10-10 08:26
★DORAさん、
温かいお言葉にカードもありがとうございました。
あのお電話でお聞きした時に、帰っていれば...と今でも悔やまれます。
DORAさんがせっかくそうおしゃってくださったのに...
DORAさんのお父様も間もなく一周忌、日本に行かれるのですね。
私もまた12月に。母のことも心配ですし...
Commented by Wingco at 2009-10-10 08:34
★鍵コメさん、
こちらこそご無沙汰しています。
温かいメッセージをありがとうございます。
いつもの日本行きとは見る景色も違って見えましたし、
こちらに戻ってからの時差ぼけもいつも以上でした。
鍵コメさんもお父様のこと、ご心配ですね。
お子さんも成長するにつれ、日本行きも日程とかいろいろ簡単には
いかなくなくなるかもしれませんが、できるだけ会いに行ってあげてくださいね。
Commented by Wingco at 2009-10-10 08:45
★studiopinotさん、
温かいメッセージをありがとうございます。
実家にいると、何を見ても父の元気な頃の事を思い出して辛かったです。
pinotさんも同じ思いをされていたのですね。
私も家族を始め、回りの方に心配をかけても申し訳ないので、
人前では元気はしているのですが...
料理もすっかり手抜きになっていましたが、pinotさんの本を見て、
日本を思いつつ、こちらで手に入る材料で作りたいと思います。
素敵な本を出版してくださって、ありがとうございます!
Commented by Wingco at 2009-10-10 08:48
★10-08 09:19 の鍵コメさん、
温かいお言葉をかけてくださって、ありがとうございます。
またそちらにも遊びに行かせていただきますね。
Commented by tomshore2 at 2009-10-10 20:18
Wingさん こんばんは。日本に帰られてたのね、と思ったら....
お父様のこと残念でしたね....どんなにかお辛かったことでしょう。ああしてあげれば良かったとかいろいろ考えちゃいますよね。多分海外でも日本にいてもそれは同じだと思います。
でもお父様は,寂しくてもWingさんが家族を持ち海外でも元気に過ごされている事は喜びだったと思います。きっと天国で見守られているはず。そして、お父様のことをいっぱい思い出してあげる事がなによりのご供養だと思います。
なかなか喪失感から立ち直れないと思います。無理せずゆっくりと元気になってくださいね。
Commented by Wingco at 2009-10-12 08:45
★tomshoreさん、
父への温かいメッセージをありがとうございます。
そうですね、海外に離れて住むことに、ほんとは寂しい気持ちだったのでしょうが、
反対したり責めたりすることがなかった父なので、
私も後悔することなく、これからも前を向いてがんばりたいと思っています。
そして、父との数え切れない思い出、今の悲しい気持ちは決して忘れることはないでしょう。
いろいろとありがとうございます。
先日はほかのことでもお世話になって...あまりこもってばかりはいけませんよね。
Commented at 2009-10-18 10:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by おず at 2009-10-18 11:29 x
お父様のこと、本当に残念でした。ご冥福をお祈りします。
私も今年の初めに祖母を亡くしたのですが、やはりかなり急のことであり、数年前に少しだけ言葉を交わしたのが最後になりました。Wingさんの心痛は計り知れないものだと思います。時間をかけてゆっくりとお過ごしください。
Commented by Wingco at 2009-11-01 16:51
★鍵コメさん、
温かいメッセージをありがとうございます。
そしてお返事が遅くなってごめんなさい。
とても身に染み入るお言葉でした。
父は何回も入退院を繰り返していたので、私も日本に行くたびに病院通いをしていたのですが、
いつも先生や看護士の方には本当によくしていただいて、頭の下がることばかりでした。
緊張の連続だし、人の生死にかかわる大変なお仕事で辛いことも多いと思います。
でも素晴らしいお仕事ですよね。
私もいつかは少しでもお返しができるように何かをしたいと思っています。
Commented by Wingco at 2009-11-01 16:55
★おずさん、
父にお悔やみのお言葉をくださってありがとうございます。
そしてお返事がとっても遅くなってごめんなさい。
おずさんも悲しいお別れがあったのですね。お辛かったことでしょう。
父にももっともっと生きていてほしかったのですが、
タコとの思いでもたくさんあるし、タコの記憶に残る年までがんばってくれたことはありがたく思っています。
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