The Allman Brothers in Aspen
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前回に引き続き、三連休の旅行の二日目。一番の目的でもある、The Allman Brothersのコンサートを夜に観ました。Jazz Aspen Snowmassという4日間に渡るイベントの3日目です。
デンバーでも屋外のコンサート会場は、有名なレッド・ロックスを始めいくつかありますが、今回のような特設会場で、席もちゃんとないところで、というのは初めて。
屋外のお祭りのようなコンサートというと、大昔のウッドストックを思い出して、あんな熱気・狂気の渦に巻き込まれたらどうしよう~と心配にもなりましたが、そこは現代、何事もなくゆる~いリゾート気分の雰囲気でした。裸で踊り出すお姉さん...なんているわけありませんよ!

でもコンサートが始まるとまた変わります。暗くもなしますしね。
ずーっと踊り続けている、ヒッピーくずれ(笑)のような危ないおじさん、おばさんは結構たくさんいましたし、常にあの臭いが漂っていました。一応セキュリティーの人もぐるぐる歩き回っているのですが、おかまいなしって感じです。私達のすぐ前にフツ~の感じの、どちらかというと学校の先生のようなマジメそうな夫婦がいたのですが、パイプの凄いのを御使用でびっくり~!
これはアメリカならではの光景なのかな? こんな中に子供は連れて来られません(いたけど)。昨日の昼間ののんびりムードのコンサートとは違いますね~




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時間は戻って、前日お世話になったブリッケンリッジのIさんのお宅を出て、昨日松茸が結構とれたのに味をしめて、去年マスを釣りに行った時にちょっと生えているのを見つけたターコイズ・レイクへとまずは向かったのです。

また山道ばかりなのですが、途中にはこんな可愛らしい街も通りかかりました。




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立ち寄ることもせず、走る車から撮った画像なので見えにくいのですが、このカフェでくつろぐ右側のサングラスをかけた男性二人、制服姿のままの警官なのですよ。横にはPOICEと書かれた車も止まっていました。お天気がよくて気持ちのよい日曜日の朝、こうしてくつろぎたくなるのはみんな同じ、ですよね!




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遠くに山の見える平坦な道も走れば...




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山道を登ったり降りたり、こんな上からの雄大な景色も楽しめます。




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そしてAspenに着きました。
途中ターコイズレイク周辺では全く松茸が取れなかったので、ちょっとがっかり。写真もありません。名前のようにきれいな湖なのですけどね~

この迫る山肌が冬にはスキーのゲレンデになるのですね。
アスペンの街には3、4階くらいまでかな?低層な建物しか見当たりません。高層のコンドが立ち並ぶ先日のカッパーマウンテンとは同じリゾート地でも雰囲気が違います。緑も多くて、ヨーロッパのこじんまりとしたリゾート地のような可愛らしい雰囲気も漂います。




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高度が高いせいか陽射しもとても強くて、写真もまぶしくなってしまったのですが、この信号機の横に書いてあるNo Turn on Red...の下は歩行者がいるときは、と書いてあります。

「歩行者がいるときには赤信号で曲がってはいけない」のですけど、つまり、この標識がなければ赤信号でも右折してもよい、いえ、後ろに車がいるときなんて右折しないとクラクションを鳴らされます。これって日本では考えられませんよね。
日本に帰ってもいつも運転するのですが、赤信号で左折時に一瞬「あれっ、行ってもいいのかな~」なんて危ない時があります。
赤信号でも右折できるのって、アメリカだけなのでしょうか?ヨーロッパはどうなのかな~ アメリカでも州によって規則が違うことも多いので、他の州ではダメだったりして...




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この日に宿泊したコンドの部屋です。
実際にコンサートが行われたスノウマスはアスペンから車で少しドライブしたところにある村です。アスペンといえば、世界的に有名なスキーリゾート地。ドライブする途中に見える山の中腹にもゴージャスな別荘が点々とありました。そしてアスペン空港は小さいのですが、小型の飛行機がずらりと並んでいて、世界のお金持ちはこの自家用飛行機で来るのね~と感心してしまいました。

スノウマスにもアスペン以上にたくさんのゲレンデがあって、庶民にはこちらの方が楽しみやすい。それでもたくさんのコンドが立ち並んでいて、かなり大きな村です。
コンドにもいろいろあるのでしょうけれど、Kさんが探してくれたこちらのお部屋はリモデルされたばかりなのか、とってもきれい~!!




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キッチンのカウンターはピカピカの大理石です。洗面台が2つ備わったバスルームもそうでした。
オーナーが使用しない日にレンタルできるシーズンレンタル制なので、持ち主が揃えたらしい食器や料理道具がキャビネットにぎっしり、一泊だけだなんてもったいない! スキーの季節にこんなお部屋なら長期滞在してもいいかな~(スキーはしませんけど・笑)なんて思ってしまうほど居心地がよかったのです。




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2つ付いているベッドルームもゆったり~ キングサイズのベッドも小さく見えてしまいますね。インテリアの趣味はアメリカらしいというか、あまり...でしたが、そんなことで文句は言えません。それぞれの部屋に付いているバスルームも広くて、ちゃんとアメニティも揃っているし、お茶やお菓子の入ったウェルカムバスケットまで置いてありました。




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窓から外を見ると、下には日本の露天温泉を思い出させる大きなホットバス。もちろん水着を着て入ります。これとは別に室内プールやジムも備えられているのは当たり前ですけどね。

すっかり部屋でくつろいでしまって、ダダはもうコンサートにいく気力をなくしてしまいました。タコも見てもらえるので、私にとってもその方がありがたい!
その選択は間違っていなかったのです。当日券でも買えると思っていたので、出発ぎりぎりまで行けるかどうかわからなかったダダとタコの分の前売りは買わないでいたのですが、会場に着いてみると、何とSold Out!!
それを知らずにわざわざ出かけて来た人も多かったようで、「余ったチケットない~?」と呼びかける人がずらっと入り口まで並んでいました。いまだにアメリカでは人気が高いのですね~オールマンズ!




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コンサート会場は最初の画像のように大変混雑していたのですが、テーブルクロスのかかったテーブルには生花が飾られ、パーティーでもしているかのようなこんな優雅な一角もありました。一般の人は入れないVIP専門なのですね。様子を観察すると、テントの中ではシェフがお肉をジュージュー焼いている。おいしそうな料理が並んでいて、どこかのホテルかレストランからのケータリングサービスのようです。

コンサート開始時間近くになると、みなさんここから専門通路を通ってステージ直前斜め左に作られたVIP専用席に案内されていました。チケット前売りの時には全席立ち見だと聞いていたのですけど、な~んだちゃんと席も用意されていたのですね~300以上ありましたよ。スタジアムやどこの会場でもVIP席はありますけど、屋内だと様子も見えないし、野外ならではの光景でしたね。人数の多さもお金持ちの多く集まるアスペンならではかな~なんて思いました。




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肝心のステージの様子ですが、撮った写真はこれだけ~(爆)
大勢の人をかきわけ、これでも結構がんばって真ん中よりはかなり前、身障者用の席のすぐ後ろに何とか入り込む隙間を見つけてやれやれ~と思ったのですが、付き添いの人(とてもそうは見えない、便乗しているような人も多かった)がどんどん増えてきて、身障者用の席って、車椅子でも見られるように一段高くなっている所に人がいっぱい立つものだから、当然その後ろからはステージが見えるわけありません(悲)
それでもこちらの人って演奏中も飲み物を買いにいったり移動することが多いので、何とかデレク君の姿を見ることはできましたけどね。写真を撮る気力はでませんでした。開始当初、ステージの両脇に設置された大きなスクリーンに映る姿をこうして撮っただけ...

オリジナルのメンバーはグレッグ・オールマンとドラムでデレク君の叔父さんでもあるブッチ・トラックスだけだと思います。ツインギターにベース、一曲だけサックスの人も出てきました。そしてステージで目を惹いたのは大きなドラムセットが二台、その真ん中にはまた別のパーカッションの人が...リズムも厚くて、演奏中にもう一人パーカッションの人が出てきたり、そしてデレク君の弟のデュアン・トラックスも登場したりで(計5人?)、何だかスクリーンで見るたびにドラムが違う顔なのでした。それだけに音も厚いのですが、大事なデレク君のソロが聞こえないよ~という場面もあったり...
セットリストは以下の通りです。

1. Les Brers In A Minor
2. Statesboro Blues
3. Revival
4. Rocking Horse
5. Midnight Rider
6. The Same Thing
7. Dreams
8. And It Stoned Me
9. Black Hearted Woman
10. Mountain Jam

11.Encore: One Way Out

アンコールは踊り出したくなる軽快なOne Way Outで最高に盛り上がり、もう一曲聴きたい~!という観客の熱気を冷ますように(笑)、インストの美しい曲Little Marthaが流れて、あ~これで終わりなのね~と名残惜しさを残しつつ出口へと急いだのでした。
何しろオールマンズを生で観るのは初めてのことなので、Statesboro Blues、Revival、Midnight Riderと有名どころが次々に演奏されると「わぁ~ほんとにやってる~実物なのね~」と単純に嬉しくなったのでした。

オールマンズのライブでは、いつも1、2曲、他のアーティストの曲も演奏するようで、今回はヴァン・モリソンのAnd It Stoned Me。観客の反応もよくて、一緒に歌っている人も多く、私にはへぇ~でした。アメリカでは有名な曲なのでしょうか?
新しめのRocking Horse以外はおなじみの曲。ジャズ祭ということもあってか、ジャズ色の濃いアレンジ。CDで聞く曲よりどれも時間も長く厚い音。オリジナルの二人のギタリスト、デュアン・オールマン、ディッキー・べッツはいませんが、現在のギタリスト、ウォーレン・へインズとデレク・トラックスの息も合っていて、ツインギターの絡みが美しい~

それに何と言っても大好きなデレク・トラックス。エリック・クラプトンのコンサートや彼自身のバンドでの演奏とはまた違った表情でした。スライドの名手として知られたデュアン・オールマンの再来と言われる彼であり、オールマンズでもクラプトンのコンサートの時同様にデュアンの役割を求められるのでしょうけれど、「オールマンってプログレッシブ・ロックだった?」(笑)と思わせるような複雑で幻想的なDreamsでのソロ(もちろんバンド全体の演奏がプログレしてたのですけど)を聞いているとそれを超えてしまっているというのか、もう彼自身の世界をオールマンズでも確立しているような気がしました。
でも緊張している様子も...後半は観客を見渡す余裕もあったようですけど、ニコリともせずほとんど下を向いたままの演奏でしたから~(翌日のデレクバンドではまた別人のように...)

と大変満足したのですが、バラード好きな私としてはやはり名曲MelissaやJessicaも聞きたかったな~ 
ジャズ祭のイメージとはちょっと合わないのでやらないだろうとは思っていたのですが、やはり思い入れのある曲は聞きたいものです。また次回への楽しみにしておきましょう。
行き帰りには時間がかかって面倒だし、人ごみは苦手だし、酔っ払いや危ない人に囲まれるし葉っぱ臭くて(爆)気持ち悪くなりそう...コンサート、特に野外のは大変なことも多いのですけどね、生の音楽ならではの感動も大きいのです。

最近同じコロラドの有名な野外会場、レッドロックスでコンサートがあったスティーブ・ミラーのインタビューが新聞に載っていたのですが、その中で「観客からは毎回ヒット曲が演奏されることが期待されるのですが、同じ曲を毎日のように演奏することをどう思いますか?(飽きませんか?)」と質問されて、「毎日ギターの練習は欠かさないし、これでも少しずつでも上手くなっていると自分では思っているんだ。同じ曲でも演奏するたびに違うもの、満足する日もあればダメな時もある。同じ演奏って二度とないし、いつも新鮮な気持ちなんだよ~」と答えていたのが印象的でした。私も同じような疑問を持っていたのですけど、これには納得~
演奏する側の気持ちは観客にも伝わります。(でも一度観ればもういいかな~というバンドやアーティストも多いのですけどね。)
これだからコンサート通いは止められませんね。一種の麻薬のようなものかも~(笑)
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by Wingco | 2007-09-13 23:29 | 旅行 | Trackback | Comments(4)
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Commented by ユキティ at 2007-09-19 06:59 x
おはようございます。いいなー、アスペン。
やっぱり引越し前でバタバタ忙しくても遊びに出かけておけばよかったです。
でももうあの時期は無理だったでしょうけど。。。苦
夏のコロラドはやっぱりいいですね。夫も出張から戻ってつくづく言ってました。
バービーは、実はこのなつは日本のなつに絶えられず(カラダが)
体調は崩すし、湿度で皮膚がボロボロになって医者通いだったんですよ。苦
やっぱ生まれ育った環境の方がいいんでしょうかね?
ここは夫に頑張ってもらってコロラドかモンタナあたりに家でも。。。
なんて事を思います。。。苦
Commented by Wingco at 2007-09-20 16:24
★ユキティさん、
こんにちは! アスペンはほんの通りかかっただけなので、今度はもっと落ち着いて滞在してみたいですね。何だかヨーロッパ的雰囲気のする街でした。
でも何でも高いし、それでいておいしいとは限らないそうです。
街自体はこじんまりしていて、駐車スペースも限られているようですね。
のんびり楽しむなら、やはりお隣のスノーマスの方がよいかもしれませんよ。
あらあらバービーちゃんかわいそうでしたね。冬は乾燥しすぎて肌にはよくない気がしますが、湿度が高いのもよくないのですね。
そういえばうちの子も夏に日本に行くと体調崩していたような...
環境が変わって疲れも出たのかもしれませんね。気温が下がると共によくなりますように!
もちろんユキティさんがこちらにお戻りになるなら嬉しいですよ!
山の方、リゾート地は値上がりがすごいって聞きました、デンバーよりも家の値段高いそうですよ~
Commented by kotarowy2 at 2007-09-23 12:16
野外コンサートは開放感があって楽しいですよね~。
日本でも野外フェスブームですものね~。
でも葉っぱ臭いのは・・・嫌ですね~。
ガラムの匂いでも気持ち悪くなる私が行ったら吐いてしまうかも・爆

大好きなキャロル・キングが来日するんですけどファーギーとメアリー・J・ブライジと一緒に公演だしチケットも高すぎるので行く気になれず・・・

中学の時の片思いの相手、チャーリー・セクストン(知ってますか?去年の暮れはエリック・クラプトンのバックで来日してたんですよね~)がオリジナルアルバムを出したついでに来日してくれると嬉しいんだけどな~。
Commented by Wingco at 2007-09-27 05:03
★kotarowyさん、
もう開放しすぎって感じですよ~
でも昔のウッドストックやワイト島のコンサートのビデオとか見るとこんなものじゃありませんからね。
当時のパワーって凄いな、信じられませんよ。
同行したKさんが「同じ臭いのでも葉っぱの方が、タバコよりは耐えられる」と言っていて、なるほど~って思いました。
それほど気持ち悪くはならないのですよ。慣れてしまったせいかな?ちょっと危ない~(笑)
キャロル・キングだなんて、またまた渋いですね~
メアリーさんって、U2のOneをカバーした人ですよね?うまいのでしょうけど、力の入れ具合が苦手です。
チャーリー・セクストンって実力派アイドル的扱いをされていたのは覚えているけど、曲が浮かんでこない...
えぇ~去年のクラプトンって観に行ったけど、バックにいたなんてしらなかった!何を担当していたの?
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