たかこさん和の焼き菓子 ★エレメンタリー卒業
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海外暮らしも10年を過ぎて、いい加減アメリカの味に慣れ親しんでもよさそうなものですが、
毎日の主食はお米ですし、お醤油や味噌のない生活は考えられません。
反対に年々、日本の味が恋しい~度が増しているような気がします。歳をとってきたってこともありますよね。

1月に本屋さんで見かけた稲田多佳子さんの新刊「ちょっと和風の焼き菓子レシピ」。
多佳子さんの本これで何冊目~?マンネリじゃない~(とっても失礼!)?...
などという考えもちらっと頭のすみをよぎりましたが、”和風”の文字に躊躇なく買うことに決めました。

中を改めて読むと、抹茶餡、ゆずピール、紫いも粉などコロラドでは手に入りにくい素材もいろいろ必要だとわかりましたが、
それも今までにもよくあったことですし、レシピを見て、和風のお菓子だことさらほんわりした気分になる写真を眺める...
それだけで、作ったような味わっているような幸せな時間。
たかこさんのレシピ本ならではの安心感と言うのかな? 私には癒し効果、抜群~な一冊です。

まずは作りやすそうに見えたクッキー三種。

そば粉のキューブクッキー
本ではこんな濃い色ではないのですが...アメリカのそば粉は種類が違うのかな??
粉そのものもあまりそばの香りもしないので、クッキーにしても同じ。
薄力粉とそば粉が同量なので、かなり味としては素朴な、でもアーモンドパウダーも入っているので、
香ばしくしっかり目の、少し苦味も感じるような...複雑な味わいでした。

抹茶とナッツとホワイトチョコのカントリークッキー
名前の三つの組み合わせに惹かれますよね~
マカダミアナッツとホワイトチョコの組み合わせは抜群、アメリカでもよ~く見かける定番のクッキーですが、
それに抹茶が加わると...
とかなり期待しましたが、抹茶の苦味が効き過ぎて、うちでは反応がいまひとつ...(汗)
いえ、きっと大人味覚の方だったら気に入ってくださることでしょう。
こういう厚みのあるざっくりした食感のクッキーは好きなのですけどね。
それにしても抹茶10gってかなりの量です。
本ではこんな濃い緑ではなかったし、抹茶の種類にもよるのかな...
抹茶の量を半分にしてみたらまた違った感想になるのかもしれませんね。







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アーモンドと甘納豆のドロップクッキー
パンに入れてもパウンドに入れても大好きな大納言ですから、クッキーとの相性の良さも予想通りです。
まったりとした豆の甘さ食感をねスライスアーモンドの香ばしさが締めているのもいいですね~
ごつごつと不ぞろいな見た目ですが、短時間でできてしまうお手軽さもドロップクッキーならでは。

簡単にできるからって、ついつい三種類も作ってしまい、
大量のクッキーを見ただけで家族には飽きられてしまったようですが、
いえいえ、全部なくなるまで次のお菓子は作りませんからね~(笑)






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練乳ドーナッツ
ドーナツのどこが和風なのかな~? とも思ってしまいましたが、
お菓子の種類も今と比べるとずっと少なかった子供のころから普通にあったドーナッツ、
それも家で作ったものにはノスタルジーを感じますね。
練乳だってアメリカにもある(でも何となくどこか違うような...)ので和風ということはないのですが、
昔は必ずイチゴのお供だった練乳、暑い夏のカキ氷といえば一番好きだった練乳イチゴ...(今なら宇治金時かな~)
懐かしさ=和風、ということにもなるようです。

丸い形ではなく、平たくして冷蔵庫で休ませた生地を正方形に切って揚げると丸くボール状になる、
という作り方も簡単です。
練乳ときび砂糖を使った優しい味わい。それほどミルキーさは感じなかったのですが、
ベーキングパウダーを使ったざっくりとしたドーナッツ。懐かしい味わいでした。
家族にはふわふわのイーストドーナッツの方がいいな~と言われてしまい、
ほんとは私も同じ思い...だったのですけどね(笑)







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きな粉のスコーン
という名前を言っただけで、うちの、スコーンもきな粉もあまり喜ばない男二人には「え~~」
といや~な顔をされそうなので、何も言わずに食べさせたのですが、
タコにはすぐに「何か変な味...きな粉が入ってるでしょう~」と言われてしまいました(悲)
私にはそれほどきな粉っぽさを感じないのですけどね...

そう言えばタコの苦手な豆乳も入っていました。
クリームシチューとか、牛乳を大量に使う料理にも、豆乳を使ってヘルシーに...
と試してみたりするのですが、やっぱりタコの反応が悪くて、牛乳と豆乳の両方を入れ、
どの割合までなら気づかれないかな~と様子をうかがいつつ、もう少し大人になって
豆乳好きになってくれることを願っています。
ダダは毎朝牛乳代わりに飲んでいるし、タコも豆腐は毎日欠かさず食べるほど好きなのですから...
あっ、毎日豆腐を食べてるなら、栄養的には特に豆乳取る必要もないのかな(笑)

という感じで、うちではあまり喜ばれないスコーンときな粉ですが、きな粉のパンだったかな?
以前にもブログにアップした時に、「私は好きですよ~」ときな粉やスコーンに対して好意的な感想をくださって、
嬉しく思ったこと、何度かあります。
ほろほろっとしているけど、なかはしっとり。やはりどことなく和の味わいを感じる素朴なおいしさのきな粉スコーン。
そんなみなさんになら、きっと気にっていただけると思うのですけどね...






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きな粉マーブルのシフォンケーキ
凝りもせずに続いてまたきな粉使い、しかもまたまた豆乳までたっぷり使っているのです!
まぁ、きな粉を使い切ってしまいたかったということもあります(笑)
「わぁ、シフォンだ~!」と喜ぶタコに、今回はあらかじめ、「でも、タコがあまり喜ばないものが入っているかもしれない...」
とタコに警戒させるというよりは、気に入られなくても仕方が無いと前もって自分をなぐさめる予防線を張っておきました。
が、「おいしい~!」、ぺろっと平らげたタコ。
「何が入っているか分かる?」
「きな粉でしょ。でもシフォンだからかな、気にならなかったよ。」
な~んだ、きな粉が嫌いっていうわけでもなかったのね。
要するに、’あまり嬉しくない’スコーン+’あまり嬉しくない’きな粉=’とっても嬉しくない’(笑)きな粉スコーン
になってしまっていたようです。
大好きなふわふわ系のシフォンとの組み合わせなら’あまり嬉しくない’度が↓になってくれたのですね。よかった!
生地全体にきな粉を混ぜるよりも、こうやってマーブルのところだけにきな粉を混ぜたほうが、
メリハリがついて、見た目も味もよい感じ。
色の薄いきな粉なので、はっきりとしたマーブルにはなりませんでしたが、
そんなぼんやり加減もどことなく和~な感じで、私は好きです。




   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆



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かなり前のことになってしまいましたが、5月に行われたバンドのコンサートの様子です。
この一年間、タコはエレメンタリーでのバンドの授業に参加して、クラリネットを練習してきました。
授業といっても希望者だけが受けられるもので、有料。時間も正規の授業が始まる前に一時間です。
週二回ですが、朝7時というと冬にはまだ外は真っ暗。
凍るような寒さの中の登校はちょっと大変~(といっても車で、ですが)
冬の間はタコの習い事もスイミング、ピアノ、テニスだけで、時間的にはそれほど忙しいということは無かったのですが、
週に二回でも早起きを続けてエライ~
と自分も言いたい(笑)
毎日のお弁当作りもありましたからね。
タコはとっても寝起きがよいので助かります。
たいてい、私が起こさなくても時間になるとす~っと起きてきます。
さすがに冬は真っ暗なので、起こすこともありましたが、「バンドに遅れるよ~」
と言うとぐずることもなくシャキッと起きてくれました。
といって、クラリネットが大好き~と言うわけではないようで(爆)、ピアノと違って家ではほとんど練習することもなく、
果たしてちゃんと曲を吹けるのか??と疑問。
さすがにコンサートの前には家で吹かせてみたのですが、まあまあな感じでほっとしました。

いくつかのエレメンタリーとの合同コンサート。
曲も、こちらでは応援歌として定番クイーンのWe Will Rock You、サーフィンUSA、パイレーツ・オブ・カリビアンの挿入歌
などなじみの歌で見ている保護者たちも盛り上がりました。
写真には入っていませんが、隣にはオーケストラの子供たちもいて、こちらはクラシックの曲ばかり。
やはり弦楽器だと一年だけの練習ではそれほど上手くはならないよう...正直、長く聞くのは辛...
いえいえ、子供たちががんばっている姿には感動させられますね。
みんな白いシャツに黒いパンツやスカート。きちっとした服装をすることってこちらではなかなかないし、
こうやって人前に出て演奏するっていう緊張感を持つことや、ピアノとはまた違ってみんなで合わせて演奏する
というチームワークのおもしろさ...などとってもよい経験になったようです。






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そして6月8日には6年間通ったエレメンタリーを卒業しました。
日本の小学校ならまだ5年生ですし、まだまだ子供っぽいので、秋からはミドルスクールに通うと言われても
何だかピンとこないし、卒業式といっても日本のようにきっちりとしたものではないので、感慨?あまり深くありませんね~
アメリカ、といっても所によって違いがあるようなのですが、タコの通うエレメンタリーでは日本の年長さんにあたる
キンダー(義務教育)に始まってエレメンタリーは1stから5thの合計6年間です。
ミドルスクールは6thから8th、そしてハイスクールは4年間あるので、
そこで大学に入るまでの教育年数は日本とだいたい同じになるようです。

入学式というのはなかったので、それほど卒業式にも期待しませんでしたが、
「一応きちんとした格好をさせて親も来てください~」というお知らせがあったので、
「きちんとした格好ってどういうの?」と補習校でお母さんたちに聞いてみたのですが、
「あら、うちの学校ではそんな式ないわよ~」と言われたりしてびっくり。
ほんと、アメリカって公立でも学校によって始業時間とかお休みの日とかいろいろ違うことが多いのです。
「う~ん、もう暑いから、タイはしてもジャケットまでは着ていく子いないんじゃない?」
という方の意見を参考にしたのですが、半分以上の男の子がジャケット着用していてちょっとあせったり...
でもそこは自由の国、アメリカですからね。
Tシャツに短パンという、全くの普段着のお子さんもいたりしました。
親御さんももちろん、ジーンズとか普通~の格好の方も多かったし...

式のほうですが、まずは一列に並んで学校のなかを二周行進してからジム(体育館)に入ります。
校長先生、各担任の先生のお話、みんなで合唱。





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一人ずつ名前を呼ばれて、卒業証書のようなものを手渡しされます。
日本なら壇上に上がってでしょうが、なぜか広い会場のすみっこ(笑)
両手で恭しく...ではなく片手でぽいっと、ですが、各教科の先生から言葉をいただき握手したりハグをしたり...
アメリカらしい思いの表し方です。
そしてスクリーンに今までの学校生活の場面がスライドショーで流れて、これもぐっと来るものがありますね。
その後は隣のカフェテリアでジュースとケーキをいただきながら、最後にみんなで歓談しておしまい。
全部で二時間足らず。誰も泣いている子などいない、あっさりとした式。
ほとんど同じミドルスクールに通うので、当たり前かもしれませんね。
でもタコにとってはこれでみんなとお別れになるわけです。
「ヒューストンでもがんばってね~」と先生やお友達に言われて、家に帰ってもさみしそーにしてました。

今でもよく自分では「シャイな性格だから...」とタコは自分で言い訳をすることがありますが、
そういう性格とアメリカ生まれなのに日本語の方が強いこともあって、あまり積極的に友達を作ろうともせず、
学校生活楽しいのかな~と心配になった時期もありました。
喧嘩をしたこともないし、何か問題をおこしたこともなく、いつも先生からはいわゆる「いい子」と言われていても、
逆にそれって男の子らしくない?と不安になったり...
5年生になって近所にとても気の合う友達ができ、そのほかにもサッカーや野球を通じて親しくなった子も数人、
担任も若い男の先生でクラスの雰囲気も明るく良く、特にこの一年間は最高に楽しかったようです。
ヒューストンでの新しい学校では一からの友達関係を築かなくてはならず、不安に思っているかもしれません。
これからもタコにとって楽しいことがたくさん待っていますように!...と何もできない私は願うだけです。







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時間はまた少し前に戻りますが、5月のメモリアルデーのお休みに行われたランニング大会、ボルダーボウルダー。
今年で三年目の参加になりますが、過去二回の寒いような悪いお天気と打って変わって、
今年は快晴のもと、暑い中での走りとなり、終点のスタジアムもすごい人で埋め尽くされていました。
もちろんみなさん、レース観戦に来たわけではなく、5万人もの参加者とその家族です。

去年は10キロを1時間15分ほどで走ったので、今年は「途中歩かずに1時間が目標かな~」
などと甘いことを言って期待させたのですが、前の日に野球の練習でタコの投げた硬球を
足に受けて腫らしたダダは歩くのがやっと。
タコには一人で先に走らせたそうですが、やはり一人だとはっぱをかける人もいなく、かなりの暑さに途中歩いてしまったそう。
ゴール後もあまりへばっているように見えないし、タイムは去年より5分近く遅くて、もっと真剣に走れなかったの~?
とまた余計な一言を言いたくなりましたが、いえいえ、1キロも走る自信のない私にはそんなこと言う資格ありませんよね。




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参加したランナーに配られる飲み物やスナックも楽しみの一つ。
豆乳、オーガニックのジュースにエナジーバー、シリアル、ハーブティー、ビタミン補給のグミにサプリメント
とさすがにヘルシーな内容ですが、会場ではビールとチェリーペプシも配られていて...
協賛ですからヘルシーじゃなくても仕方ないってことかな。
この大会オリジナルデザインのクロックスも毎年楽しみにしているのですが、
去年は左側のミルキーな水色が可愛かったのに、今年は黒にグレイの渋い色合いにごついデザイン。
今年で最後なのに~ちょっと残念。





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駐車場が高台にあったので、裏からですが、会場となったコロラド大学の建物が良く見えました。
とても自然に恵まれた広大なキャンパスで、これはごく一部なのです。
高く広く青く澄んだ空、遠くに連なるロッキーの山々...
ドライブをしていると毎日のように当たり前に見える景色ですが、ヒューストンでは違った空かもしれません。
少なくても山は見えないそうなので、コロラドでは海が恋しかったように、山のあるこんな風景を懐かしく思い出すことでしょう。

なんて考え出すとしんみりしてしまう...
ところですが、実際はしんみりしている暇もないほど、私には忙しいあっという間の一ヶ月、
どころかもうすぐ二ヶ月が経ってしまうのですね!前回の更新から...すいません。
とにかくたまったジャンクを片付けて家のあちこちに手を入れて、やっとのことで売りjに出せる状態になった
ところまでは前回お伝えしたのですが、売りに出せば出すで、連日のようにshowingといって、
家を買いたいと思っている方が見に来るのです。
前もって電話で何時から何時までと連絡があるのですが、
そのために家中をモデルルームのようにきれいにセットアップして、
約束の時間の間、どこかに出かけていなくてはならないのです。
一時間ならまだ良い方なのですが、二時間ということも多くて、その上、
去年もそうでしたが、長い夏休みに入って、タコの野球やテニスの練習や試合はもちろん毎日あるし、
ほんとにあわただしく過ぎていく毎日でした。

それでもブログを更新する時間ぐらいは取れたでしょう?と思うのですが、ちょっとしたジンクスを勝手に自分で作ってしまい、
それまでブログを更新しないことにしてしまったのです。
「あ~、それって家が売れるまででしょう?」
ということは家が売れた??   
残念ながら違います(悲) 
長期戦になりそうなのですが、タコのミドルスクールの始まりも近づいてきたので、
とりあえず来週には引越しすることになりました。

答えは野球です。
今年も去年と同じ弱小チームのマリナーズ(覚えている方いますか?去年は18試合で1勝もできなかったのですよ~)ですし、
期待していなかったのですが、今年はピッチャーやってみたら結構ストライク入る...ということで、
エースっぽく投げさせてもらって、打つほうもずっと4番で最終打率は7割超え!
試合で活躍するたびに記事にしたくなるのですが、いやいや、記事にすると何だか好調さが飛んで行ってしまいそうで...
と、6月いっぱいで終わるレギュラーシーズンの間は更新をガマン(?)していたのですが、
さらに思いがけない嬉しいことがあり、ガマンを延長せざるを得ない...なんて大げさなことでもないのですが。
そしてその後は、良いことばかり続くものではありません。
タコにとって久しぶりの辛い思いと試練!(やっぱり大げさ)
これで終りかな~と諦めたところで、また思いがけなく一花咲かせて...
とにかくアップダウンの激しかった二ヶ月。
タコにとってはもちろん、私たちにとっても素晴らしい経験となりました。
語りだしたらすご~く長くなりそう(もう十分に長いですよね)ですし、野球、興味のない方にとってはつまらない話になりそう...
もっと冷静に思い出せるようになったら...

それよりも、いよいよお引越しが目前に! 
野球は終わったものの、テニスはまだ続いているし~
次から次へと気の休まる暇がありません。
みなさまはどんな夏をお過ごしなのでしょうね?
もうずっと、更新の間が空いてしまうことが多くて、こんな怠けたブログ、見離されてしまって当たり前なのに、
いまだに訪ねてくださる方、コメントをくださる方...とっても感謝しています。
コメントのお返事だけでも早くお返ししなくては、と思ってはいたのですが、
どうしても自分から言葉を発する気力がなかなか出なくて...
そのかわりにみなさんのブログを拝見しては、楽しそうだったり癒される写真やお言葉に力をもらっていました。
ヒューストンに移ったら、穏やかな暮らしが待っているのか、またまた予想もできない大きなことが起こるのか...
全く予想もできないのですが、これからもブログは続けて行くつもりです。
みなさまにも、引き続きお付き合いしていただければ幸いです。
by Wingco | 2010-07-28 17:16 | お菓子
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